これまで建設業の採用についていくつかの記事を書いてきました。
どれも厳しい建設業の採用環境に対する分析をベースにしていますが、逆に若い人はどういう職業に興味があるのでしょうか?
もう私も本厄と呼ばれる年になってしまったので、正直若い人のことは分かりません。
なのでデータをあたってみることにしましょう。
中学生に人気の職業は?
13歳のハローワーク公式サイトによれば、同ホームページのアクセス数などからはじき出された、最新(2022年の12月)の人気職業ランキングの、1位~10位は次のようになります。
1位 プロスポーツ選手
2位 ユーチューバー(YouTuber)
3位 イラストレーター
4位 美容師
5位 保育士
6位 医師
7位 パティシエ
8位 警察官
9位 声優
10位 臨床心理士
なるほど。この辺りはあれですね、鉄板というか、まぁYoutuberこそおじさんの頃は芸能人とかになっていたのでしょうが、基本的な子供の夢の性向という感じがします。うちの子もパティシエになりたいと言っていたころがありました。
ちなみに、建築家が20位、大工が40位と建設関係は苦戦しています。電気屋とか土建屋に関しては100位以内にも見当たらないし。
高校生に人気の職業は?
高校生くらいになるとどうなるのでしょう。もう少し現実的な就職先になってくるのでしょうか?
ITmediaビジネスの記事には以下のようなランキングが掲載されていました。
手堅い。だいぶ手堅い職業になってきましたね。男女ともに公務員が一位というのは、不安定な時代の中で安定を求める心理があるのでしょうか?
私の頃は、銀行員や証券マンや自動車のディーラーなどが花形だったのですが、欠片も見当たりませんね。
時代です。
大学生に人気の職業は?
次に大学生のランキングも見ていきましょう。
就活の教科書には、次のようなランキングが掲示されていました。
【大学生に人気】おすすめの職業ランキングTOP10
ランキングの選定条件
1位:地方公務員・国家公務員(平均年収:665万円)
2位:看護師(平均年収:482万円)
3位:プログラマー(平均年収:437万円)
4位:システムエンジニア(平均年収:508万円)
5位:MR(平均年収:684万円)
6位:薬剤師(平均年収:548万円)
7位:医師(平均年収:1,169万円)
8位:公認会計士(平均年収:992万円)
9位:保育士(平均年収:314万円)
10位:一級建築士(平均年収:653万円)
うーん。
中学生や高校生のランキングを見ながら感じていたのですが、希望する職業と、年収にはあまり相関がない気がします。
このランキングには平均年収が記載されていますが、年収だけ見ればプログラマーなどはあまりおいしい仕事とは言えません。
国税庁によれば建設業の平均年収は493.9万円です(平成30年)。
少なくともそう見劣りする数字でもないことがわかります。
こう見ると、若い人が希望する職業は、①安定している ②夢がある ③きつくなさそう という特徴があるように思えます。
実際には、ここにあるどの職業も、結構ハードな仕事内容ではありますが。。。
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