翔 山﨑
1級土木施工管理技士 土工事 土量の変化率

土量の変化率!
2級土木でも頻出する問題で、計算すれば解けるのでありがたい問題です。
計算もそんなに難しくないです。
登場人物は、
地山土量 :地山の状態の体積
ほぐした土量 :ほぐした状態の体積
締固め土量 :締固めた状態の体積
ダンプトラック一台分の積載量
このうち、ほぐし他土量/地山の土量 =Ⅼ
締固め土量/地山の土量=C
としますが、この数字は問題文の中に出てくるので大丈夫です。
重要なのは、運ぶときはⅬを掛けて、使うときはCを掛けるということです!
実際の問題を見た方が早いと思います!
■問題
13,000m3(締固め土量)の盛土工事において、隣接する切土(砂質土)個所から10,000m3(地山土量)を流用し、不足分を土取場(礫質土)から採取し、運搬する場合、土取場から採取土量を運搬するために要するダンプトラックの運搬延べ台数は次のうちどれか。
ただし、砂質土の変化率 L=1.20 C=0.85
礫質土の変化率 L=1.40 C=0.9
ダンプトラック一台の積載量(ほぐし土量)8.0m3 とする。
登場人物は、
・必要な盛土量 13,000m3
・隣接する地山(砂質土) 10,000m3
・不足分を取る土取場(礫質土)?m3
・ダンプ一台の積載量 8.0m3(ほぐし土量)
という感じですね。ダンプ結構積むな。
最初に求めるのは、隣接する地山から流用する土の量ですね。
10,000m3あるので、これを締固めると
10,000m3 × 0.85 = 8,500m3
これは現地調達できるので、残り必要なのは、
13,000m3 - 8,500m3 = 4,500m3
となります。
なので土取場から礫質土を取ってくるのに必要な量は、
? × C = 4,500m3
なので、
4,500m3 ÷ 0.9 = 5,000m3
これは地山土量なので、ダンプで運ぶためにほぐし土量をもとめると、
5,000m3 × 1.4 = 7,000m3
これを8m3積みのダンプで運ぶので、
7,000m3 ÷ 8 = 875台 となります。
計算問題は一回解けるようになると必ず加点できるので、絶対に覚えましょう!