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半たわみ舗装

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半たわみ舗装って何?

上の画像はある工場における、半たわみ舗装工事の施工前・施工後の画像です。
こちらの工場は、フォークリフトの往来が激しいため、メイン通路にはわだちや凸凹が多くあり、荷物の運搬の際に商品落下の恐れがありました。

そこで、通路の打ち換え(傷んだ舗装箇所を撤去し、新たに舗装を行う事)を弊社に依頼していただいたのですが、アスファルト舗装でもコンクリート舗装でもなく、半たわみ舗装での工事を提案いたしました。

施工範囲:250㎡
施工日数:2日(土日施工)

【なぜ半たわみ舗装工事か】

アスファルトはゴムやプラスチックの仲間であり、たわみ性に優れています。また、養生不要で短い工期で施工が可能なのですが、耐久性の面では劣ってしまいます。そのため重い車両が往来する工場のような施設では、アスファルトより堅い舗装材が適しています。
では、コンクリートはどうなのかというと、こちらは強度・耐久性の面においては優れているのですが、一方で養生期間が他の舗装材に比べて長くなってしまうというデメリットがあります(1~3週間程度)。養生期間中は、当然その部分において通行止めになるということなので、工場の稼働に影響がでてしまう恐れがあります。

そこで今回のようなケースには、アスファルトとコンクリートの良いとこ取りである半たわみ舗装が適しているのです。
半たわみ舗装はアスファルトのたわみ性とコンクリートの耐性強度を兼ね備えており、なおかつ養生期間が1~2日で済むため施設の稼働への影響も少なくなります。重たい車両が頻繁に行き来する工場などで、施工時間や場所の制約でコンクリート舗装が難しい場合によく採用されます。
また、広い面積の工事にも向いており、さらに油類やアルカリ類に対する抵抗性に優れ、かつ難燃性があります。

以下の画像は、アスファルト舗装、コンクリート舗装、半たわみ舗装の違いや特性をまとめたものです。

舗装方法の違いや特性

​適材適所の舗装がありますので、ぜひ確認してみてください。

【追加記事】
半たわみ工事実態
弊社で施工した実際の半たわみ工事の断面図​

【弊社施工での断面および説明】

アスファルト2層構造(10㎝)・セメントミルク4-5㎝が基本

構造としては、しっかり転圧された路盤(舗装の支え)があり、その上にアスファルトの基層(粗粒5㎝)。
※セメントミルクが下に浸透しないように受けとなる。
その上にアスファルトの表層(開粒5㎝)。
最後に表層の間にセメントミルクを流しこみ完成します。

上記のような施工を行うと断面はこなります。

【不十分な施工例】
半たわみ舗装が壊れたとの事で、打替えのご相談を頂く事がありますが、そもそも半たわみの性能を発揮できていない舗装も多く目にすることがあります。
折角、補強するために施工したのにも関わらず、下記のような状況では通常の舗装と変わりありません。

某クライアント様の半たわみ施工されたトラックバース。全面的にセメントミルクがしっかり注入されているように見えます。
写真の通り、トレーラーのハンドルを切るポイントが大きく破損しています。
舗装構成を確認するため、コア抜き調査を実施。半たわみ舗装にも関わらず、アスファルトは1層のみ。
通常であれば、アスファルト1層よりさらに下の路盤までとめどなく流れ落ちてしまうので、あり得ない状況だが表面に塗る程度に施工されている様子。
もともと、表面にしか施工しないことを考えてアスファルト基層を作らなかったのか、施工技術が無かったのかわかりませんが、基本的にこれでは半たわみ舗装の性能を発揮することが出来ません。次は、アスファルト2層分の半たわみ例も見てみましょう。

こちらも同じく半たわみ舗装の現場ですが、弊社で施工した現場ではここまで亀甲状に割れるのは見たことがありません。
コア抜き調査した結果、アスファルトはしっかりと2層入っているものの、表層5㎝に入るべきセメントミルクがこちらもほとんど入っていない状況でした。
このように、半たわみ舗装をしても表面上ではわからない事が多々あります。
せっかく、通常の舗装よりも高額な半たわみ舗装をするのであれば施工実績が無い会社よりも実績があり信頼できる施工会社に依頼したほうが良いでしょう。

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