三沢米軍基地内太陽光発電設備設置工事
▮物件概要
2020年度完工。発注者は米国企業のTRANE。太陽光発電所の規模は7.35MWp。米国政府のECM(省エネ事業)の一環で、三沢基地内の遊休地を使用した自家消費太陽光発電所の建設。現場代理人は常務取締役、倉持竜也。
ー当時大変だったことを教えてください。
「最初、米軍基地に入る事自体とても緊張しました。中を自動車で走るだけでびくびくしました(笑)
ーいや、工事で大変だったことを・・・
「あぁ、そっちですね。はっきり言って電気工事自体がほとんど初めてだったので、毎日が打ち合わせと認識の調整の連続でした。
新任の電気工事事業部長が、もともとメガソーラーの建設ばかりやってきた人間だったので、ノウハウはあるのですが、如何せん我々は初めてでしたので。
ーええ!?それで問題は起きなかったのですか?
「工事自体はこれまでの土木工事と重なる部分も多く、それほど問題なく進んだのですが、雪が大変でしたね。あと、300sqのドラムがめちゃくちゃ重かったです。もう回したくないですね(笑)
ー楽しそうですね。
「何せ知らないことが多いので、若い人間も積極的に何らかの役割を買って出ていて。
一番若い社員が、重量物設置の担当になってしまって、150tのクレーン手配してましたからね。
150tともなると、先に75tのクレーンを手配して現場で組み上げるのですが、何せ基地内なので、大変気を使いました。
また、既存の埋設物があってどうしても支持杭が打てないところが何箇所もあり、そこはコンクリート基礎を現場打ちしたんですが、100基近い基礎をベテラン社員が只管打設し続けました。あとにも先にもあの個数の基礎を打つことはもうないんじゃないでしょうか。
あとは…場所が場所なので言えないことの方が多いですね((笑)
ー最後に、この工事で会社が得たものは何だと思いますか?
「当社が請負として請けた初めての電気工事となりました。社員全員が新たな経験を積んだ、とても貴重な現場だったと思います。
こういう現場を今後もやっつけていきたいですね!