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トラックバース・待機位置の舗装補修

トラックバース・待機位置の舗装補修

倉持建設工業の工場舗装ガイド

トラックバース・待機場所の舗装補修|タイヤ位置のくぼみと対策

「トラックが止まる場所だけ、舗装がくぼんでいる」 「荷受け場を直したのに、また同じ位置が沈んできた」。 トラックバースや待機場所では、 同じタイヤ位置に長時間かかる重さを考えて、 補修方法を検討する必要があります。

補修前に押さえたい3つのポイント
  1. タイヤの位置と、くぼみの位置を照らし合わせる
    どの車両が、どこに、どのくらいの時間止まるかを確認します。
  2. アスファルトの変形と、下の土台の沈下を分けて考える
    表面だけを直せばよいか、土台まで直す必要があるかを確認します。
  3. 工事中の荷受けと、使用再開までを計画する
    別のバースを使えるか、いつから車両を入れられるかも大切です。

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タイヤが止まる位置ごとに、くぼみができていませんか?

トラックバースは、建物にトラックを寄せて 荷物を積み降ろしする場所です。 荷受け場や待機場所では、止まったタイヤの下で 舗装面が押し下がり、くぼみができる場合があります。

車両がいない区画を見ると、 前輪や後輪の位置に対応したくぼみが分かることがあります。 後輪が前後に並ぶ車両では、その配置も含めて確認します。

通行による「わだち」とは違う形

長い溝状のわだちではなく、 停車するタイヤ位置に対応した、 短いくぼみが生じるケースがあります。

大きな割れがなくても進行する

初めから舗装が大きく割れるとは限りません。 なだらかな形のくぼみが、 使用を繰り返すうちに深く・広くなる場合もあります。

くぼみが深くなると、停車時の傾きや段差が増え、 荷物の積み降ろしや、荷受け設備との高さ合わせに 支障が出る場合があります。 傷みの深さだけでなく、実際の作業への影響も確認します。

工場舗装の傷みを比較した模式図。2段目は、トラックの停車位置にできるタイヤごとのくぼみと、長時間の荷重による変形の例
トラックバース・荷受け場・待機位置は2段目をご覧ください。 図は営業・現場経験に基づく典型例で、原因を断定するものではありません。 図を拡大して見る

なぜ、トラックが止まる場所だけ変形するのか

同じタイヤ位置に、長時間重さがかかる

荷物を積んだトラックが荷受けや待機のために止まると、 同じタイヤ位置に重さがかかり続けます。 毎回同じ場所に止まることや、 停車時間・使用回数も、傷みを考えるうえで重要です。

高温になった舗装は、変形しやすくなる

アスファルトは温度の影響を受けるため、 夏場など路面が熱くなる条件では、 長時間の重さによって変形が進みやすくなる場合があります。

現場では、長時間走行して到着した車両の 熱を持ったタイヤも気になる条件の一つです。 ただし、タイヤの熱だけを原因と決めず、 路面温度、重さ、停車時間、舗装材料などをあわせて確認します。

舗装や土台が、現在の使用条件に合っていない

以前より大型の車両が入るようになった、 積む荷物が重くなった、待機時間が延びたなど、 使い方が変わっている場合があります。

アスファルトの種類や厚さだけでなく、 下の砕石などの土台(路盤)と、 さらに下の地盤の状態も確認します。

くぼみの見た目だけで、原因は判断できません。 アスファルト自体の変形なのか、 下の土台や地盤から沈んでいるのかによって、必要な工事は変わります。

補修前は、車両・停車時間・舗装の状態を確認します

  • 使う車両の種類と、積む荷物の重さ
  • タイヤの数や配置と、くぼみの位置関係
  • 1回の停車時間と、1日に使う回数
  • 夏場と冬場で、くぼみの進み方が違うか
  • 荷台や荷受け設備との高さ、車両の傾きに支障があるか
  • 以前の用途、車両の変更、過去の舗装・補修の記録
  • 雨天時の水の流れと、排水設備との高さ

車両がいない時間帯に確認すると、 タイヤ位置とくぼみの対応を把握しやすくなります。 必要に応じて、舗装の一部を円筒状に抜き取る調査や、 一部を掘って下の状態を確認する調査も検討します。

担当者が舗装の構造や原因を判断する必要はありません。 図面、過去の見積書、車両が止まっているときと いないときの写真があれば、確認の参考になります。 資料がない段階でもご相談いただけます。

補修方法は、今回どこまで改善したいかで選ぶ

まず当面使えるようにしたい

くぼみや段差を部分的に補修する

支障のある範囲を限定して補修する方法を検討します。 今回の出費を抑えたい場合や、 将来の改修まで使える状態にしたい場合などの選択肢です。

ただし、くぼみに材料を足すだけでは、 厚さの不足や周囲との高さの不整合が起こることがあります。 元の変形原因が残れば、再びくぼむ可能性もあります。

舗装の種類や厚さを見直したい

傷んだ舗装を取り除き、必要な構成で作り直す

表面側を削って敷き直す方法や、 必要な範囲を打ち替える方法を検討します。 下に残す舗装や土台の状態を確認し、 現在の車両・停車条件に合わせて材料と厚さを選びます。

アスファルトを厚くする場合も、 必要な土台を薄くしてよいわけではありません。 舗装と土台を合わせて計画します。

同じ場所が繰り返し沈む

路盤や地盤からの改修を検討する

下の土台や地盤に問題がある場合は、 表面の舗装だけでは十分な改善にならないことがあります。 調査結果に応じて、土台を作り直す範囲や、 地盤の補強が必要かを検討します。

長時間の停車や重い車両に対応したい

半たわみ舗装・コンクリート舗装も比較する

半たわみ舗装は、アスファルトのすき間に セメントミルクをしみ込ませて固める舗装です。 重い車両や旋回による負担が大きい場所などで検討します。

コンクリート舗装も候補になりますが、 材料が固まって必要な強さに達するまでの待ち時間、 工事費用、補修範囲、下の土台の状態を含めて比較します。 使用再開までの時間は、材料や施工条件によって異なります。

打ち替え3パターンと、費用が変わる理由を見る

半たわみ舗装の特徴・構造・施工例を見る

仕上がりの高さは、荷受け設備と排水も含めて考える

荷受け場では、単に舗装を平らにするだけでなく、 荷台や積み降ろし設備との高さの関係を確認します。 周囲より高くすることで、出入口や排水溝に支障が出ないかも重要です。

荷台後部の扉から荷受けする場所では、 荷台の後ろを建物側に寄せて停車します。 車両の向きとタイヤ位置を踏まえ、 実際に使う状態に合わせて施工範囲を決めます。

荷受けを続けながら施工できるか?

バースが複数ある場合は、1か所ずつ直す方法や、 工事中に別の場所で荷受けする方法を検討できます。 工事ができる時間だけでなく、 工事後に大型車を入れられるまでの時間も 含めて計画します。

工事中の運用

使い続けるバース、車両の迂回経路、 荷物の積み降ろし場所、人の通行経路を整理します。

工事後の使用再開

舗装を冷ます・固めるための待ち時間と、 使用する車両や荷物の重さを確認して、 再開できる時期を調整します。

土日や夜間の施工も、材料を出荷する工場の営業・予約状況、 作業範囲、周辺環境などによって可否が変わります。 「土日だけで必ず終わる」とはせず、 荷受けの予定とあわせて確認します。

自社の調査例|表面だけでは分からなかった舗装の状態

トラックバースの既存舗装調査

トレーラーがハンドルを切る位置の破損を確認

当社の半たわみ舗装の解説ページでは、 トラックバースで、トレーラーがハンドルを切る位置の 舗装が破損していた調査例を紹介しています。

舗装の一部を円筒状に抜き取って確認したところ、 アスファルトの層の構成や、 セメントミルクの浸透状態に課題が見られました。

これは停車位置のくぼみそのものの補修例ではありませんが、 見た目や工法名だけでは、 舗装の内部の状態まで分からないことを示す例です。 繰り返す傷みでは、既存舗装の状態を確認することが 補修計画の手がかりになります。

トラックバースの調査写真・詳しい説明を見る →

見積もりでは「どこまで直すか」と「どう使い続けるか」を比較

  • くぼみだけを補修するのか、タイヤ位置の周辺まで直すのか
  • アスファルトだけか、下の土台や地盤まで対応するのか
  • どの舗装材料を使い、各層を何cmで仕上げるのか
  • 取り除く材料の運搬・処分まで含まれているか
  • 荷受け設備や排水溝との高さを、どう合わせるか
  • バースごとに分ける施工や、車両誘導の費用は含まれるか
  • 工事後、いつから、どの車両が使える計画か

金額の大小だけでなく、 ご予算・使いたい期間・荷受けへの影響に合う提案かを確認しましょう。 担当者が材料や厚さを決める必要はありません。 各業者の提案に、どの違いがあるかを確認するための項目です。

トラックバース・待機場所の補修を相談する

「くぼみを直しても再発する」 「荷受けに支障が出ている」 「工場を止めずに直したい」など、 困っていることと、今回優先したいことをお知らせください。

工場所在地、おおよその施工範囲、 使用車両、積む荷物、停車時間、 過去の補修について、分かる範囲で伺います。 図面がない場合や、操業中に施工できるか 分からない段階でもご相談いただけます。

トラックバースの舗装補修について相談する →

倉持建設工業株式会社は、茨城県坂東市を拠点に、 茨城・千葉周辺の工場舗装・補修工事に対応しています。 現地調査の範囲や費用は、お問い合わせ時にご確認ください。 図解や施工例の条件が、すべての現場に当てはまるわけではありません。

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