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  • 執筆者の写真翔 山﨑

これから建設業を目指すあなたへ

更新日:2023年1月17日





これから建設業を目指すあなたへ。

きちんと伝えておかなくてはいけないことがあります。

それはあなたが建設業に持っているイメージはおそらく古く、今の実態とは結構違っているだろうということです。


このページでは、建設業に対する学生のイメージ調査を掲載しています。

「建設業界ではどの現場だけがをするイメージがありますか?」という問には、42.2%が、「肉体労働・力仕事」と回答しています。



建設業にもいろいろな業種がある


これはおそらく、長い間に積もり積もった3K(きつい、きたない、きけん)のイメージが定着しているせいだと思います。もちろん建設業は外仕事が多い業界ではあります。

しかし、建設業には29もの業種があり、建築一式工事と土木一式工事以外の27業種は専門工事と呼ばれる業種です。

住宅や店舗の内装を手掛ける内装仕上工事業では最近は女性の職人さんも多く見かけます。電気工事業や電気通信工事業はほとんどが屋内工事です。

ですから何も、3Kな現場だけが建設業界ではありません。


重機化が進んでいる


もちろん土木や舗装、外構工事であれば、外工事の比率が大きいことは事実です。しかしそれも近年は大幅に重機化が進み、人間が手で行う作業で、重たいものを扱うことはほとんどありません。常温のアスファルト合材などの資材は確かに重たいですが、身体に無理をさせるような労働は安全上しません。

たとえば、足場工事であれば作業足場などは手で組み上げていきますから、そこそこ重たいですが、皆さんが想像しているほどの重労働ではないと思います。

ひょっとしたら人間の体重を扱う介護士さんの方がよほど大変な仕事をされているかもしれません。


IT化も進んでいる


遅れている遅れていると言われている建設業界ですが、IT化も少しづつしっかり進んでいます。測量も、トータルステーションと呼ばれる自動測量機械で行ったり、ドローンでの測量も一般的になってきました。

全自動重機こそまだ実装されていませんが、ICT建機と呼ばれる操縦技術を必要としない重機も出てきています。

オンライン会議や、Teams、Google Work spaceといったクラウドの使用も普及してきました。


モノづくりの楽しさがある


とはいっても、建設業がモノづくりの業界であることは変わっていません。図面に従い、まだ形になっていないものを形にしていくことは、たぶん子供のころから持っている人間の本来的な喜びなのだとおもいます。

工場の部品と違い、作ったものが外観として分かりやすいということもあります。

もちろん工場の仕事も大切ですが、自分が舗装した道路を誰かが走っているところを見られるのは、建設業の醍醐味だと思います。



仕事内容がはっきりしている


営業や販売といった仕事違い、建設業は施工計画にのっとって工事を安全に終えることが重要です。

不安全な作業はさせられませんし、そもそも無資格者に重機を操縦させたり、電線を繋いだりはさせられません。

その施工計画に組み込まれた以上、その人の仕事はかなりはっきりしています。

もちろん現場監督になれば、ある程度創造的な発想が求められますが、それでも一人で何かができるわけではありません。

建設現場では、それぞれがそれぞれの役割を認識して、しっかりその役割を全うすることが重要なのです。



続けることがキャリアになる


日本では建設キャリアップシステム(CCUS)が導入されました。これによって、建設業従事者の経験や持っている資格などが可視化されデータベース化されています。

建設業では一定の経験を積まないと取れない資格なども多いので、続けることが確実にあなたのキャリアにつながっていきます。

CCUSはたとえあなたが転職したとしても、あなたのキャリアとして蓄積されていきます。

そして経験年数が長くなるほど、よりレベルの高い資格に挑戦することができるようになります。


将来性がある


物価上昇が続くアメリカでは、賃金も上昇していますが、賃金の上昇率はホワイトワーカーよりもブルーワーカーの方が高いそうです。

ホワイトワーカーは誰もがやりたい仕事ですが、ブルーワーカーはそうではないので結果的に価値が高くなっているのです。

しかし、ホワイトワーカーは誰もがやりたい反面、誰でも出来る仕事です。AIにとって代わられるという人もいますよね。テレワークが進んだことで、例えばソフトウェアエンジニアなどは世界中どこからでも仕事が受注できるようになりました。逆に言えば、ホワイトワーカーは世界中に競争相手がいると言えます。地元で高額で採用するなら、海外に発注した方が安い、となってしまいます。

その点、ブルーワーカーは、今そこにいることが価値になります。どんなに賃金が安くても、明日現場に来てくれなかったらどうしようもないですよね。そうした理由でアメリカでは逆転現象ともいえるようなことが起きていて、今後労働力不足になる日本でも間違いなく同じことが起きると思います。


いかがでしたか?結構イメージと違っていたのではないでしょうか?この業界にいるものとして、一人でも多くの方が建設業を目指していただけることを願います。


倉持建設工業では一緒に働くメンバーを募集しています。

興味がある方は、是非下のリンクをクリックしてください。










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